ミッション
中学校技術科において、現場に即したサポートとガイダンスを教員の方へ行う
技術科ナビとは
技術科ナビは、中学校技術科の教員を支援するために設立されたウェブサイトです。
特に、教材選びや授業の進め方に関する困りごとを解決することを目的としています。
なぜ必要なのか
教員不足
現在、中学校技術科教員の中には、技術科の免許を持たないの教員(免許外)が多く存在します。
公立中学で技術を教えている教員 9,719 人のうち、2,245 人(23%)は普通免許状を持っていない教員
引用 : [文部科学省]中学校技術・家庭科(技術分野)の指導体制に関する実態調査結果, 令和6年2月13日
現状では、多くの中学校で数学や理科など他の教科を担当している教員が技術科の授業を担当することが一般的です。
このような状況は教員自身にとっても、質の高い教育を受ける権利を持つ生徒たちにとっても、決して望ましい状況ではありません。
専門性の高さ
そのような状況にも拘わらず、技術科の授業には高い専門性と幅広い知識が求められます。
求められる専門性の一例
- 材料加工 (木材、金属、プラスチック加工、電動工具、設計製図…)
- エネルギー変換 (熱/電気/機械/運動のエネルギー知識、電子回路/電子部品…)
- 生物育成 (植物学、生態学、実験計画…)
- 情報 (プログラミング言語、アルゴリズム、ネットワーク、プライバシー保護…)
そのため、技術科の専門的な訓練を受けていない教員にとっては、大きな負担となります。
この問題解決をサポートしたいという思いから「技術科ナビ」の設立へ至りました。
今後の予定
技術科ナビは、教員の皆様からのフィードバックを受けて、コンテンツの拡充を進めていきます。
- 教材選びのサポート
- トラブルシューティング
- 実技のHowTo
実践的な教育がさらに充実し、教室での学びがより深まるよう努めてまいります。
サイト管理人について
学校向け教材メーカーにて教材の研究、開発をしておりました。
子どもの頃、周りより少し手先が器用な事がきっかけで、
モノづくりに興味を持ちました。
その頃は、「技術立国、モノづくり大国・“日本”」と言われていました。
しかし、現在は欧米や中国を中心とした企業に押される一方です。
日本の将来的なモノづくりを良くしたいという個人的な思いから、
学校教材メーカーに就職いたしました。
今回、そこで得た知見を中心とした情報整理を行い、少しでも貢献できればと思い、設立に至りました。